先日、イタリア文化講座に行ってきました。
テーマは
『イタリア・ローマの食 ~La Cucina Romana~』
旅行者が訪れるリストランテで楽しめるイタリア料理にはない、本当の「ローマ料理」は家庭にあります。
各家庭によって味が違うという、イタリア料理。
その中でも長い歴史を持つ「永遠に都ローマ」について。
ローマ料理のルーツは3種類の流れを汲みます。
① 「5番目の牛肉(内臓の料理)」
かつて、貧しいローマ人にとって牛肉のおいしい部分を手に入れることは困難でした。
そのため心臓や胃、しっぽなどを使った料理が発達しました。
現在でも一部の家庭料理として受け継がれているようです。
② 「ユダヤ系の料理と融合」
「Fritto」という油で揚げもの。現在でもリストランテで食べられます。
③ 「ローマ郊外の料理」
「Perifercia」と呼ばれるローマ郊外の南東地域は3000年前に噴火があり、農耕に適した土壌があります。サラミ・生ハムの産地。
カエサルが愛飲していた「白ワイン」もこの地方のもの。
また、野菜の産地でもあります。
ローマ料理ひとつでもこれだけの種類があるのですね。
イタリア料理の奥深さを感じる1日でした。
写真のガラスワインラック ▼
http://www.e-dono.com/product/table/riserva.html