先日、白金台にある東京都庭園美術館に行ってきました。
ここのお庭はとても美しく気候も良くて、お散歩がてら清々しい時間を過ごせました。
園内には可憐なお花が咲いています。
家族連れが芝生の上でお弁当を広げていたり憩いの場でもあるようです。
洋風のお庭に日本庭園とメリハリもあってオススメです。
神戸の町並みを連想します。
さて、今回は『ティファニー』展が会期中でした。
ジュエリーに疎いものでもっぱらお庭と建物に興味がいきますが、このアールデコ調の旧朝香宮邸にティファニーのジュエリーがよく映えています。
手すりの美しさ、ダイニングには野菜やフルーツをモチーフの巨匠・ラリックのガラス照明に見とれ、一部屋ごとに違うマントルピースに感嘆。
今見てもかなりおしゃれで飽きない空間です。
きっとティファニーの狙いはこの空間ごとジュエリーを体感して欲しいのでしょうね。
ソットサスがプロデュースしたカルティエ展のように。
ティファニーのステーショナリーを愛用する私にとっては傘などの雑貨が興味深い。
日本ではジュエリーのイメージが強いですが、もともとは銀器を初めとしたギフトとしての高級雑貨で名を馳せた【Tiffany】
ニューヨークの本店では雑貨コーナーの方が賑わっています。
残念ながら、今回は装飾品がクローズアップされていたので少し物足りない。
朝香宮邸は画家でもあるアールデコのインテリアデザイナー「アンリ・ラパン」が手掛けています。
シャンデリア等のガラス工芸はルネ・ラリックとイヴァン=レオン・ブランショ。
芸術の秋に、昭和一桁の頃の最高で最先端の技術を駆使して建てられたこの邸宅を訪れてみてはいかがでしょう?