さて、来月7月7日は「七夕」ですね。
今回のテーブルコーディネートのテーマは『七夕』
使用した花材
1. 額アジサイ
2. トルコ桔梗
3. カンパニュラ
4. ミスカンサス(直線的な葉)
5. スモークツリー
☆ レクチャー ☆
『和食器』
七夕を意識して今回は和食器について。
皆さまもご存知、和食器は1日で理解できる程、甘い世界ではありません。
まずは種類を大まかに把握するだけで今は精一杯です。
大きな違いは材料のルーツ。
磁器…石 一般的に格が上がる
陶器…土 〃格が下がる
歴史において洋食器との違いは、和食器は「料理」ありきであること。
例えば、「煮物にはこんなお皿」や「お刺身にはこんなお皿」といった感じでカタチができていったようです。きちんとお作法で言うといただき方も違ってきますね。
一方、洋食器は「インチ」のサイズの違いのみで区分しかなく、お魚料理や肉料理でお皿のカタチが変化することはありません。
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インテリア『和モダン』のブームはまだまだ続いています。
もちろんテーブルウェアの世界にもその影響が大きい。
ヨーロッパの家具メーカーも『和』の世界観にインスパイアされた商品を多数発表しています。ミラノサローネ「Euro Luce」では茶筅をモチーフにした照明器具も見かけました。茶道を嗜むイタリア人に日本の焼き物のことをいろいろ聞かれ、答えられないのは日本人として恥ずかしいものです。
余談ですが、日本のマンガも注目されつつあるようです。
ミラノサローネ会期中に開催された「東京デザインプレミオ」にて「東京デザイナーズウィーク」が再現されていました。会場入口全体の壁に「バガボンド」の1コマが巨大に描かれ、来場者の度肝を抜いていました。
数年後には日本のマンガが影響したデザインが生まれるかもしれませんね。
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七夕の夕べを意識して和風のクロスをチョイス。
藍に合う、清涼感のあるブルーガラスの酒器と器をアクセントに。
スダレ風のランチョンマットの透け感でさらに清涼感をプラス。
大人のしっとりした七夕を演出してみました。