今朝、テレビで『虹の表現』は国によって違うと言っていました。
皆さん、ご存知。
日本では虹色=7色
細かいことは忘れましたが、テレビで言っていた中では7色が一番多い。
ちなみにロシアは虹は4色・・・とのこと。
日本人は色彩感覚に優れていると耳にします。
オススメ本の色彩の和名を見てると面白い。
とても、繊細で曖昧 -そして
情景として浮かんでくる、美しい表現が多いのです。
ところで、皆さんは「色の見え方」は地域(お国)によって違うのはご存知でしょうか。
ちょっぴり大袈裟すが、それは「目の発達」に関係しています。
☆ 赤道に近い国々の人々は、赤色視細胞が発達。
☆ 雪の世界で暮らす人々は、白色視細胞が発達。
育った地域によって好む色が決まってくると言われています。
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今度は自然に置き換えて、さらに日本で考えると・・・
☆ 沖縄の真っ赤なハイビスカスは沖縄で見てはじめて、美しい。
☆ 北海道の寒色系のラベンダーは北海道で見てはじめて、美しい。
暑い国ほど「赤」が、寒い国ほど「白」が美しく映えるのです。
昨年、生まれてはじめて木曽の山々を見たのですが、緑が深い。
私の知ってる関西の「山の緑」とはまったく違っていました。
その緑の濃さ、深さに驚いた私。
太陽光、気候、湿度、日本海側、太平洋側という様々な要素が絡み合い、色の印象は変わってきます。
もちろん、大阪と東京でも、同じ色が違って見えます。
ある意味、温暖な大阪が派手な色を好むのは当然のこと。
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たとえば、白を基調とした、北欧インテリアをそのまま、大阪住宅に持ってきたら・・・ヤバイの分かりますよね。
完全に窓の外の大阪の太陽と、分断されたインテリアの完成です。
住んでいる地域を考えて、インテリアも計画せねば!と思う、今日この頃です。