奈良国立博物館で開催されている「国宝 鑑真和上展」に行ってきました。
DONOの輸入元会社が展示ケースの製作に携っているご縁で企画展にはできる限り足を運ぶようにしています。
今回は
「唐招提寺金堂平成大修理記念」
ということで、お寺が解体されない限り、絶対見れない箇所が展示されていました。
当時の職人さんたちがふざけて書いたであろう、落書きが1200年以上経った平成の世で、人前にスポットライトの元、さらされるなんてことは想像しなかったでしょうね。
また、部材に隠れて見えなかった柱に実は美しい装飾が施されていました。
目玉の鴟尾は、奈良時代と鎌倉時代につくられたものが左右に据え付けられていたそうで、奈良時代の方が、加工技術が優れているそうです。不思議ですね。
奈良時代のものはその長い長いお役目を終え
「平成の鴟尾」に
取り替えられるそうです。
最後に、解体修理の様子の写真が多数展示されていました。
たくさんの人々が寺や宝を守っているのだと分かるよい写真でした。
平成の鴟尾は、数百年、千年以上後の時代にどのうような評価を受けるのでしょうか。