カストロカーロ城内にある、オステリアのディナーへ。
残念ながら、カメラの設定がオートからマニュアルになっているのに気付かず、すべてピンボケの写真です。
「Osteria dei Conti」
小さな看板が出ているのみで、とても静かな城下町に佇んでいるので通り過ぎてしまいそうなオステリア。おそらく地元の方しか利用しないでしょう。
しかし、一旦中に入るとそこは城内と分かる内装で、落ち着いた大人の空間が広がります。
店内はとても静かで小声で囁くような会話が適しています。
キャンドル照明の効果的な演出と美しい器に洗練された接客が待っています。
ロマーニャ地方独特のパスタで、スパゲッティより太く、10㎝程度の長さが特徴。
ここローマーニャ地方は、上質な柔らかい小麦の産地であるため、フレッシュパスタの産地としても有名です。
「人生で一番おいしいと感じたパスタ・・・。」
大げさでなく、本当においしく衝撃を受けました。
そろそろ日本食が恋しくなるタイミングでしたが、この生パスタであれば、いくらでもいけそうです。
次にパルマハムののったメイン。塩味がきつく私の口には残念ながら合わず。ご一緒した地元の方も「しょっぱい」と言っていました・・・。
日本でも貴重な存在、パルマハムもロマーニャが生んだ名産品。
この地方は、イタリア食肉加工の発祥地であり、農業・酪農に適した土地としても知られています。その歴史はローマ時代までさかのぼります。ちなみにヴァルサミコソースも、パルミジャーノチーズもこの土地発祥。
グルメな方はぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょう。
物価も都市部に比べると数段安く、本物のイタリア伝統料理がいただけます。
ただ、オステリアでは、イタリア語メニューのみで英語はまったく通じませんでした^^;