2025/11/07 12:00

中世ヨーロッパの時代、薪を収納するために生まれたレザーバスケット。数百年を経た今も、その形はほとんど変わっていません。時代とともに収納するものは変化しても、構造は完成されている──だからこそ残り続けています。もともとは暖炉のそばで使われる実用品でしたが、現代では「ヘルシンキ」レザーバスケットはインテリアオブジェとしても価値があります。時代を超えて愛される機能美の特徴を以下4つのポイントにまとめました。

一切の無駄を省いた完成されたデザイン
中世に確立された、分厚く堅牢な植物タンニン鞣し革(フルベジタブルタンニンレザー)を使用したイタリアの革工芸。暖炉へ薪を運び、保管するために生まれたこの形は、数百年の時を経て、一枚革で構成された無駄のないフォルムとして完成しました。持ち手と本体が一体化し、機能性と美しさを兼ね備えています。

使い方はあなた次第、美しく収納し運ぶ
暖炉のある家が少なくなった現代、レザーバスケット「ヘルシンキ」はどのように使われているのでしょうか。実は、使い方に決まりはありません。リビングでは雑誌やブランケット、ベッドルームではガウンやスリッパを収納。オフィスやサロンでは、ゲストの上着やバッグを美しくまとめるアイテムとしても活躍します。

経年変化を楽しむ、植物タンニン鞣し革
イタリアの豊かな自然が育んだトスカーナ産の原皮を使用し、中世から続く伝統製法を守るタンナーによって仕上げられた植物タンニン鞣し革を採用しています。厚みがあり、馬具にも使われるほど堅牢で、使うほどに艶が増す経年変化を楽しめるのが特徴です。年月とともに深みを増す色と質感には、本革ならではの魅力が凝縮されています。
非日常をつくるホテルライクなブラック
DONOは日本の住空間や商業空間を想定し、最も汎用性が高く使いやすいブラックを選びました。ホテルライクな空間を演出するには、適度な緊張感と静かな美しさが欠かせません。深みのある黒は空間に非日常の雰囲気をもたらし、同時に上質な本革の手触りや、手作業で仕上げられたフォルムの温かみが心地よさを生み出します。

「ヘルシンキ」レザーバスケットは、収納という機能を超えて、イタリアの革工芸とデザインの本質を体現する存在です。何を入れても絵になる完成されたフォルムは、空間そのものを整える力を持ちます。使うたびに深まる革の表情と手触りが、日常に上質な時間をもたらします。暮らしの中に、そしてゲストを迎える場に、普遍的な美しさを添える逸品です。
「ヘルシンキ」レザーバスケットの詳細をご覧ください。
