2021年3月15日(月)~25日(木)

上記日程にて、イタリア文化会館にて開催されたイベントアントニオ・チッテリオ展 デザインとインダストリーが無事、終了したことをご報告いたします。

会場都合で例年より短い会期でしたが、さらに都内は緊急事態宣言中の最中にもかかわらず、延べ441名の方にご来場いただきました。

イタリア文化会館ではデザインのみならず、映画、ファッションや音楽、ダンス等の文化・芸術に関するイベントがコンスタントに開催されています。今回のイベントは他のイベントと比較しても来場者が多く、日本でのイタリアデザインの人気のほどが伺えます。

今回は会場のレイアウトデコレーションとパネル制作を担当させて頂きました。昨年のヴィコ・マジストレッティ展に続き、私自身、大変学びのある仕事ととなりました。

今回のイベントで登場した、デザイナーとブランドを改めてご紹介いたします。

アントニオ・チッテリオ(Antonio Citterio Design)
イベントのテーマはAll Blacks & Leather
デザイナーの意図が反映されたデザインコンセプトに忠実なベーシックな仕様(素材・色等)のプロダクトをチッテリオ氏が厳選し、展示されました。

B&B Italia(株式会社progetto81)

FLEXFORM (株式会社FFJ)

FLOS(日本フロス株式会社)

Kartell(株式会社 トーヨーキッチンスタイル)

Technogym(テクノジム ジャパン株式会社)

Arclinea(株式会社アドヴァン)

一切の無駄を省いたシンプルデザイン。全体的にシャープで、細部の仕上げはとても繊細。家具、照明器具、トレッドミル、キッチンという幅広いジャンルの展示内容で、アントニオ・チッテリオの世界観を体感できるイベントとなりました。

現在、イタリアでは厳しいロックダウン中ですが、イタリア政府機関で無料でここまでの内容のイベントが開催されるのは、こういう非常時だからこそ、とても意義があると感じました。

例年、千鳥ヶ淵の桜が美しい時期に開催されるこのデザインイベント。建物のイタリアらしい赤と日本らしい桜のピンクの対比がとても印象的でした。来年はどのような春が訪れるのでしょうか。